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戦争画家の横顔 藤田嗣治

昨夜は「ヤングなでしこ」の快勝に気分を良くして就寝したせいか、
今朝の目覚めの爽やかなことこの上なく、未練の欠片も残さずベットを離れました。
対戦相手が彼の国というのも大きな意味を持ってる?、かな(*≧m≦)
テンションン揚げ揚げのまま、この頃の暑さで控えていた天婦羅を朝から揚げました。
これは流石に無理がありました…顔から流れる汗が止まりませんでした。
一日分のエネルギーを消耗したようで、本日は消化試合モードの勤務になりそうです(汗)

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藤田嗣治1941年作『哈爾哈(ハルハ)河畔之戦闘』

NHK日曜美術館で藤田嗣治の戦争画が特集されておりました。
「アッツ島玉砕」と「サイパン島同胞臣節を全うす」の二点が傑作であることは周知ですが、
藤田が作品制作にのめり込んでいく過程が丁寧に説明されていました。
特に画家野見山暁治氏が淡々とした口調で語る藤田像が貴重でした。
流石は92歳の現役画家、生き字引なんていったら失礼ですが精神力の物凄さを感じました。

藤田といえば乳白色の裸体像や、愛らしい猫の姿、秋田の行事などが思い浮かびますが、
戦争画ではこれらと対極にある悲惨さを、大きなキャンバスに塗りこめるように描いています。
戦場の混沌と残虐性や無慈悲を正確に描きつくした恐ろしいほどの完成度は、
戦意高揚のためにというよりも、寧ろ反戦の念が込められているようにも思えます。
特に「サイパン島同胞臣節を全うす」の万歳クリフの情景は鎮魂に通じているかのようです。

多くの従軍画家の責を一身に負って、戦犯の誹りを受け渡仏したことは有名ですが、
彼にとっては、軍の意向や画壇のパワーバランスなどは瑣末なことで、
とにかく描くことが総てで、描ける自分に酩酊状態だったのではないでしょうか。
画家は職業ではなく、人格そのものだと感じさせる作品の数々でした。

「残念!見逃した」という方、この番組は9/2の日曜PM8:00からEテレで再放送されます
そのほか色々おまけやら、蛇足やら…。

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| 鑑 賞 | 10:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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