2013年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年12月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

旧料亭「金勇」 麗しき遺産

大相撲の千秋楽は5年ぶりの横綱同士の相星決戦となり、
血沸き肉踊る死闘(笑)となるやの期待をあっさりと裏切り日馬富士の優勝となりました。
決まり手は寄りきりでしたが、はっきり言って白鵬の自爆なのでした。
前日の稀勢の里戦といい横綱白鵬らしからぬ?(らしい?)焦りが出た感じがしました。
11勝した勢の初敢闘賞が慰めになりました…美男には甘いのです(><;

安価でコンパクトな極小住宅を手がけることの多くなった昨今、
和室&畳敷きの空間が無い物件が至極当たり前になりました。
「金勇」を訪れ久々に見た正統派和室の数々は、
日本人としての本質に染み渡るような精神の平穏を与えてくれました。

揺るぎない正統派書院造りの床の間
田毎の間
お品書きが既に美術品の域
故大平正芳氏が官房長官時代に来訪した際のお品書き…超麗しい筆跡
お料理がなくとも完成された造形
実際のお膳はどれ程華やかなセッティングだったのでしょう
キュートなオリジナル酒器
3代目当主が好んだという「割氷紋様」のオリジナル酒器

どれもこれも華美ではなく、それでいて凝った意匠が贅沢な誂えです。
現代は便利で合理的な豊かさに満ちていますが、こうした余裕は薄れた気がします。

能代春慶塗り
民謡秋田音頭に秋田名物と歌われた能代春慶塗りの展示

一般的な漆塗りとは違い、木地が強調された黄みがかった飴色が美しい能代春慶塗りは、
門外不出、一子相伝をもとに受け継がれてきた実用漆器で、
10代目の石岡庄寿郎さんの逝去により技術の伝承が途絶えてしまいました。
中高年の県民の記憶に残る能代大火で資料も残っていないとかで、
再興の動きもあるようですが前途は多難なようです。
消滅してしまうにはあまりに惜しい郷土の遺産の数々が、ひっそり展示されていました。
スポンサーサイト



| 旅 暦 | 12:20 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |