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「スラヴ叙事詩」ミュシャ展にて

『人口減を気にするのはマスコミだけ』
再選直後の佐竹県知事の言葉だと新聞に載っていました。
秋田県の人口は4月1日現在で87年ぶりの100万人割れとなりました。
社会減が多いとはいえ、自然減だって全国最速です。
県民は気にしていないなんてどの口が言っているのやら
トップがこんな輩では今後の減少の加速は推して知るべしです。
所詮はこんなものなんですよね~思わず気が緩んで本音がポロリでしょうね!
こんな考え方の片棒を担いだ国&県会議員さんの釈明も聞いてみたいものです。
在職の8年間に発した言葉の端々に滲み出ていた能天気振り、
まさか気づいていなかった?解っていたけれど利害優先で黙認ですかね・・・?
選んだ県民側にも責任の一端が有るのは当然でしょうが、
お役所勤め気分が抜けない殿様知事個人の資質が一番の問題です

受けた感動を記しておこうと思いながら中々手を付けることが出来なかったのは、
国立新美術館で観てきた開館10周年チェコ文化年事業の「ミュシャ展」です。
アルフォンス・ミュシャの傑作中の傑作「スラヴ叙事詩」全20作品が揃って初来日、
そして所蔵美術館内のパワーバランスにより今後はもう有り得ないという快挙なのです。
その上、一部撮影可(一部エリア4枚のみ)と言う大盤振る舞いまでと夢のようです。

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スラヴ民族の賛歌~1926年 テンペラ、油彩/カンヴァス 480×405cm

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ロシアの農奴制廃止の一部~1914年 テンペラ、油彩/カンヴァス 610×810cm

一枚一枚の大きさが桁外れ、最も大きな作品は縦6m、横8mの巨大なサイズで、
その全面を埋め尽くす民衆の喜怒哀楽のパワーが痛いほどでした。

IMG_3340.jpg
皆が皆、遠くから眺めています・・・それほどまでに大きい

ミュシャと言えばアール・ヌーヴォーの旗手でポスター画の印象が強い作家です。
その実はパリやアメリカで大成功を収めながらも50歳を越えてからチェコに戻り、
祖国の為にこの「スラブ叙事詩」を描き上げた祖国愛に満ちた硬派な意識の持ち主でした。
これ程の情熱を持ち続けれれた彼の資質、天才故だけでは語れません。
大画面に描かれた名もなき人々全てがミュシャ自身なのだと感じました。
2010年に岩手県立美術館でみたミュシャ展でその存在を知った「スラブ叙事詩」ですが、
今回その全貌に触れられたことは何にも替え難い感動的な経験となりました。

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多くの鑑賞者に紛れて撮影中・・・双眼鏡が大活躍でした
IMG_3670.jpg
そして、Amazonから届いた図録(笑)・・・またもや在庫増、そして眼精疲労

こんな出会いがあるので美術館めぐりは止められそうにありません。
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